mugen135iの日記

ひふみが開かれています。

第二十帖

神がこの世にあるならば、こんな乱れた世にはせぬ筈ぞと申す者沢山あるが、神には人のいふ善も悪もないものぞ。よく心に考へて見よ、何もかも分りて来るぞ。表の裏は裏、裏の表は表ぞと申してあろうが、一枚の紙にも裏表、ちと誤れば分からんことになるぞ、神心になれば何もかもハッキリ映りて来るのざ、そこの道理分からずに理屈ばかり申しているが、理屈のない世に、神の世にして見せるぞ。言挙げぬ国とはその事ぞ、理屈は外国のやり方、神の臣民言挙げずに、理屈なくして何もかも分かるぞ、それが神の真の民ぞ。足許から鳥が立つぞ、十理(トリ)たちてあわてても何んにもならんぞ、用意なされよ、上下にグレンと引繰り返るぞ。上の者下に、落ちぶれた民上になるぞ、岩戸開けるぞ、夜明近づいたから、早う身魂のせんたくして呉れよ、加実の申すこと千に一つもちがはんぞ。六月二十七日、ひつくのか三。